【屋久島】縄文杉トレッキングの所要時間&みどころを紹介

 

縄文杉トレッキング

 

おはようございますKumanomiFunです。

 

今回は、世界遺産に登録されている屋久島の縄文杉トレッキングについて紹介していきたいと思います。

 

屋久島は、鹿児島沖60㎞に位置しており、直径わずか25キロほどですが、九州最高峰の宮之浦岳(1936m)があるなど、非常に起伏の激しい島になっています。そして屋久杉は、島の標高600mから1500m付近の人里離れた場所に生育しています。そのため、殆どの著名な屋久杉は、山道をトレッキングしないと見ることができません。

 

縄文杉も例外では無く、たどり着くまでには最低でも10時間以上の道のりを歩く必要があります。

 

縄文杉トレッキングの概要

所要時間:10時間(休憩含まず)

距離:往復約20㎞

高低差:700m

難易度:初心者でも可

 

荒川登山口へのアクセス

 

荒川登山口へは、毎年3月1日から11月30日にかけて一般車両(二輪車・自転車含む)の乗り入れが規制されています。そのため、路線バスやマイカーを利用して屋久杉自然館前まで行き、そこから荒川登山口まで往復する登山バスを利用する方法が一般的です。

バスの乗車券は乗り場で当日購入が可能ですが、時間がかかる場合があるそうなので、事前に観光協会などで購入するのがベストです。ちなみに金額は往復1400円です。

 

6:15 トロッコ道へ

 

荒川登山口は、日没までの時間を考えると7時までには出発しなければならず、時期によっては薄暗い時間帯に出発することになります。下の写真のように欄干が無い橋もいくつかあるので足下を照らすライトは必須です。

 

ロッコ道はおよそ8キロ続いており、その間は比較的平坦であるため、体力をいかに温存できるかが勝負です。

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7:05 小杉谷橋と旧集落跡

 

入り口から歩いて1時間ほどすると、大きな渓谷と橋が架かっており、そこを超えると小杉谷集落跡地が見えてきます。ここにはかつて人口500人ほどの集落があり、林業の拠点として栄えたそうです。しかし、自然保護運動とともに衰退し、1970年に廃村となりました。

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7:45 楠川別れ

 

ここは、白谷雲水峡という苔むす森で有名なトレッキングルートとの合流地点です。白谷雲水峡へのアクセスは、マイカーで行くことが可能なため比較的良く、こちらから縄文杉へ向かう方もいますが、整備されたトロッコ道とは異なり、アップダウンが激しい山道を進むことになるので体力的には厳しいです。

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ロッコ道の終盤は伐採後に植林された杉林の中をひたすら歩いて行きます。正直に言うとこのあたりのゾーンは見所は少ないです。

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 このように単調なトロッコ道ですが、道中には、三大杉や仁王杉の阿形や吽形など何本か著名な杉があります。下の写真は仁王杉の阿形です。

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8:15 大株歩道入口から登山道へ

大株歩道入り口は、トロッコ道の終着地点であると同時に、既設トイレが設置されている最後のポイントでもあります。こはちょっとした広場のようになっており、水の補給場やベンチなどもあります。

 

この先は本格的な山道に入り、片道2.5キロ、標高差450mのアップダウンが激しい道のりとなるため、ここで休憩を取りつつ上に向かうのが良さそうです。

8:50 翁杉

 

 大株歩道入口に入り最初の数分は急な階段が続き、心が早くも折れそうになりますが、しばらくすると傾斜は緩やかになります。登山道はかなり整備されていますが、雨や結露で滑りやすいので注意が必要です。

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入り口から30分ほど歩くと、翁杉が見えてきます。翁杉は、推定樹齢2000年、樹高23mを誇る大木でしたが、2010年に自重に耐えきれず倒壊し、現在では写真のように根元と折れた幹のみが残っています。

9:00 ウィルソン杉

 

翁杉から10分ほど歩くと、ハート型の写真でおなじみのウィルソン杉の切り株があります。屋久杉は、昔から高級な材木として認識されており、このウィルソン杉は豊臣秀吉大阪城の建設の材木とするために切られたと言われています。

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その後、日本に訪れたイギリス人植物学者のアーネスト・ヘンリー・ウィルソン博士によってこの名がつけられました。

なお、ハート型に見えるポイントは1カ所しか無く、角度がだいぶシビアなので、とても分かりにくいです(笑)

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9:50 大王杉

 

ウィルソン杉から50分ほど歩くと、縄文杉が発見されるまでは最大の屋久杉と言われていた大王杉が見えてきます。樹齢は3000年を超えるとも言われており、標高1200mの急な山の斜面にそびえ立っています。

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通常のカメラの画角には到底収まりきらないほど巨大で、大王の名に恥じぬ堂々たる佇まいでした。

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大王杉を少し過ぎたあたりで、世界自然遺産の登録地域にようやく入りました。登録地の範囲は島の20パーセントほどであり、基本的には山奥が指定されているため、このように長い間トレッキングをしないと世界遺産に立ち入ることができません。(西部林道などを除く)

10:00 夫婦杉

 

世界遺産登録地に入ってすぐの場所にあるのが、夫婦杉です。

樹齢2000年の夫と1500年の妻の2本の巨木が、地上10m付近でつながった形をしています。元々、杉は他の木に癒着しやすいという性質を持っていますが、この位置で結合することは非常に珍しいそうです。

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主立った杉は近代までに伐採されてしまいましたが、世界遺産区域を過ぎたあたりからは山深いためか、手つかずの巨木が多く残っているように感じました。

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10:30 縄文杉

 

10時30分に、ゴールの縄文杉に到着しました。まだ午前中ですが、6:15分に出発してから休憩も含め、4時間15分ほど歩き続けました。

残念ながら、周囲に霧が立ちこめてしまったために鮮明な写真が撮れませんでしたが、縄文杉の樹齢はおよそ2700年といわれ、幹周り16メートル、高さ25mの大きさに圧倒されました。

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16:00 荒川登山口に帰還

 

縄文杉から宮之浦岳方面にさらに上るルートもありましたが、山中泊がほぼ必須となってしまうため、私はここで引き返し、同じ道をひたすら下りました。

12:30に切株歩道入口へ到着し、トイレと昼食を済ませた後、また2時間かけてトロッコ道を戻りました。

 

出発地で帰りのバスも出ている荒川登山道に着いた時間は、16:00ちょうどでした。

 

合計の所要時間は9時間45分だったので、ほぼ公式に言われている通りの時間がかかりました。

まとめ

 

先ほども述べたとおり、縄文杉トレッキングの所要時間はおよそ10時間です。筆者が行った時期は比較的すいていましたが、ゴールデンウィークや夏休み中は道が渋滞しているそうなので、より時間がかかることも珍しくないと思います。

 

縄文杉トレッキングは道のりこそ長いものの、登山初心者でも行くことができます。しかし、屋久島では遭難事故も相次いでいるので、最低限の装備は調えてからトレッキングに臨みましょう。特に、屋久島は、「1ヶ月のうち35日は雨」の格言があるほど降水量が多い地域なので、雨対策は万全に行うべきです。また心配であればツアーも多く催行されているのでそちらを利用しましょう。

 

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・マイカー規制がかかっている時期は登山バスの利用が必須(荒川登山口)

・バスは事前予約がおすすめ

・薄暗い時間帯を歩くので足下を照らすライトが必要

・雨が多いため対策を怠らないこと