【要注意】イタリアのフィレンツェで「踏み絵詐欺」に遭いかけた話

 

イタリア・フィレンツェの踏み絵詐欺について

おはようございますKumanomiFunです。

今回は、イタリアのフィレンツェで多発している「踏み絵詐欺」について、私の実体験を交えて解説していきたいと思います。

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詐欺に遭いかけた場所は、フィレンツェの中心地であり、最大の見所である「サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会」のドゥオーモ広場付近です。

 

ここを訪れたのは2019年の夏のことで、世界中から多くの観光客が集まるベストシーズンであり、私が行った日も広場は多くの人でごった返していました。

「踏み絵詐欺」の経験談

 この日は、散歩で街に出かけており、周囲の美しい建造物を堪能しながら、フィレンツェのドゥオーモ広場につながる通りを歩いていました。目の前の巨大な大聖堂に気を取られながら前を進んでいると

 

STOP!!
今お前は売り物の絵を2枚踏んだから弁償代として1枚100€、合計200€払え!

 

突然、身長は優に180cmは超えている、筋骨隆々としたアフリカ系らしき2人組に腕をつかまれました。地面をよく見ると、売り物と思われる絵画が地面にそのまま並んで置いてあり、かれらが指さした絵には足跡が付いていました。

 

美しい建築物に完全に気を取られていたため、実際に私がその絵を踏んだかどうかは分かりませんが、汚した絵の弁償代をよこせと迫ってきました。

 

NO!!!
ポリスを呼べ! ポリスを呼べ!

 

じゃあ50€でも払え
もし足りないのであれば10€でもいいからよこせ

 

 幸いにも、ヨーロッパで「踏み絵詐欺」が流行っていると知っていたため、瞬間的に犯罪かもしれないと気付けました。そして広場のど真ん中で大声で騒ぎ立て、足早にその場を立ち去ろうとすると、何故か詐欺師の方から値下げ交渉の打診を受けることに(笑)

 

完全にクロだと確信した私は、2人組の隙をついて足早にその場を離れたため、実害はありませんでしたが、不意を突かれた犯罪の手口に衝撃を受け、かなりの恐怖心を覚えたことは覚えています。

「踏み絵詐欺」の手口とは

「踏み絵詐欺」とは、ヨーロッパでよく見られる典型的な犯罪の一種であり、被害はここ数年で激増しています。

 

手口は、2~3人組がグルになっており、警察が周りにいないことを監視役が確認すると、足下が見えにくい人混みや、景色に気を取られやすい観光名勝の周辺の道路に、プリントしたような安物の絵をわざと並べ、絵を踏ませるか、足跡を事前に付けて踏んだように見せかけることで因縁を付け、弁償代をだまし取るというものです。

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 詐欺グループにばれないように隠し撮り(笑)したため画質は悪いですが、このように地面に直接絵が置いてあることが分かります。

 

当然のことながら、道路や広場に絵をならべる自体がイタリアでも違法ですが、現地の犯罪グループは巧妙に数人で役割分担されており、警察が来たらすぐに撤収できるように監視役の人が必ず付いています。

 

さらに、現行犯でないと逮捕することが出来ないことも相まって、「踏み絵詐欺」について現地の当局が有効に対応できていないのが現状です。

 

「踏み絵詐欺」に遭わないために

ここまで読んで頂いた方は大丈夫だと思いますが、被害を防ぐためには、まずは犯罪の手口を知ることが大切です。踏み絵詐欺に限らず、白タク、スリ、マジック詐欺といったような典型的な犯罪を事前に調べるだけで、カモにされる確率はぐっと下がると思います。

 

また、「踏み絵詐欺」が頻発する場所は、ローマやフィレンツェ等の大都市にある人気の観光地の周辺です。踏んでしまった場合、アザが出来るほど腕を捕まれたり、しつこく後をつけ回されるなど、かなり怖い思いをする羽目になります。そのため、詐欺のターゲットにされないように、足下には十分注意しながら観光しましょう。

 

地面に置いてある絵は一応売り物らしいのですが、紙にコピー機で印刷したような安物であり、絵に気を取られている隙に貴重品をグルの人が取ると行ったパターンもあるので、彼らから絵を購入するのは避けましょう。

 

国に税金を納め、正式な許可を得ている画家は、大切に描いた絵を地面に置くようなことはせず、椅子やイーゼルを使って飾っているので、お土産に絵を買いたい人は、彼らから購入するようにしましょう。

 

そして、万が一詐欺師に因縁を付けられ、弁償金を請求されたとしても、彼らに金を払う必要は一切ありません。大声で助けを求めるか、足早にその場を去るようにしましょう。

Check

・「踏み絵詐欺」の被害は、ヨーロッパの大都市で最近増えている

渡航前に現地の詐欺の手口を調べておくことが大切

・特に人混みや人気観光地では足下に注意

・正式な許可を得ている画家から絵を購入しよう

・因縁を付けられたら、警察や周囲の人に助けを求めてその場から離れること

 

 

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