【毒魚】ミノカサゴの見られる場所と観察方法について

 

ミノカサゴの見られる場所と観察方法

 

おはようございます熊野です。

今回は、派手なヒレと体色が特徴的なミノカサゴについて詳しく紹介していきたいと思います。

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基本情報

 

ミノカサゴの仲間は日本では現在12種類が知られていますが、その中で一般的に出会うことのできる種類はおおむね5~6種です。残りは珍しくなかなかお目にかかれません。

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今回は、その中でも特に海の中で出会う確率の高い4種について下に詳しく紹介します。

 

ミノカサゴ

 

ミノカサゴは、北海道の南部から九州に生息しており、本州ではミノカサゴの仲間で最も普通に見ることができる種類です。

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一方で南に行けば行くほど生息数は少なくなり、沖縄ではめったに見ることができない種類になっています。

 

生息地は水深10mほどの流れが緩やかな砂地を好む傾向があります。

 

ハナミノカサゴ

 

ハナミノカサゴは、ミノカサゴととても良く似ていますが、尾びれと尻びれに明確な斑点がある事や、顎に縞模様が入ることで区別ができます。

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生息地は、一般的に伊豆半島以南であり、ミノカサゴとは反対に南に行けば行くほど数が多くなり、沖縄県では最もよく見られる種類となっています。

 

キリンミノ

 

キリンミノも、伊豆半島以南に生息しており、本州、四国、九州、沖縄の岩礁サンゴ礁で見かけることが多いです。

他種と似ていますが、胸鰭が膜でつながっており切れ込みが浅いことから見分けることができます。

 

ミノカサゴやハナミノカサゴは、砂地と岩場が混ざったような環境を好みますが、キリンミノの仲間はサンゴの下岩のくぼみなどに隠れていることが多いです。

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大きさは最大で20センチほどと、他種よりも小型ですが、その分持っている毒は最も強力であり刺されると危険です。

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ミノカサゴの仲間は深い場所を好むものが多いですが、こちらはリーフ内や浅い磯でも簡単に観察することができます。また写真のように複数匹が固まっていることも多くとてもかわいいです。

 

派手な見た目をしていますが、岩の裏に潜んでいることが多く気づきにくいので、うっかり触らないように気をつけましょう。

 

ネッタイミノカサゴ

 

ネッタイミノカサゴ(写真上部)は、上の3種に比べるとやや数は少ないですが、それでも一般的に見ることができるミノカサゴの仲間だと思います。

 

こちらも伊豆半島以南に生息していますが、その名前の通りキリンミノやハナミノカサゴよりも暖かい海にいる傾向にあります。

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写真下部に写る魚は先ほど紹介したキリンミノです。比較すると、胸鰭の膜の形が全然違うことが分かると思います。

 

ミノカサゴの毒

 

ミノカサゴは写真から見てわかる通り大変美しい魚ですが、「きれいなものには棘がある」との言葉通り、ヒレに毒を持っており刺されてしまうと危険です。

死亡したり重症化することは稀ですが、間違いなく痛い目を見るので注意です!

ちなみに筆者はダイビング中に本種に刺されてしまったことがあります。写真撮影のために近距離に接近したところ、突進されて手の指を刺されました。幸い軽傷で済みましたがかなり痛かったです。

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※写真はキリンミノという種ですが、毒を持つ部位はどの種もほとんど同じです。

赤い丸で囲った部分と矢印で刺している部分が毒を持つ棘です。特に危険なのは背中側であり、合計で10本以上の毒針が集中しています。ミノカサゴの仲間は岩場や砂地に背を向けていることが多いので注意が必要です。

 

たまに毒針の少ない腹側は安全だからという理由で触ったりする人もいるようですが、数は少ないものの毒針があるので決して触れないようにしましょう。また、不要に近づくと背中を向けて威嚇してきます。ミノカサゴが自発的に人間を襲うことは決してありませんが、追い詰めるすぎると突進してくることがあるので注意しましょう。

 

 

ちなみに、ミノカサゴの毒は、熱に弱いたんぱく毒であることが知られています。もし刺されてしまった場合は、直ちにやけどをしない程度のお湯で患部を温めましょう。

お湯は自販機やコンビニなどで入手できるので慌てないで対処しましょう。

筆者が刺された時は傷口が浅く、さらに初期対応を迅速に行ったので痛みはすぐに引きましたが、アレルギー反応が出たり酷い腫れが出たりするケースもあるので、ただちに病院に行って診察してもらうのがいいと思います。

 

ミノカサゴを見るには

 

ミノカサゴの仲間はほぼ日本全国に生息しており、基本的には南に行けば行くほど見られる種類が多くなります。生息数も南の海の方が多いですが、上に挙げた4種であれば都心から気軽に行ける人気のダイビングスポットである伊豆半島でも簡単に見ることができると思います。

 

次に、生息する地形ですが、ミノカサゴの仲間は総じて泳ぎが苦手なため、流れの緩やかな砂地や岩場に住んでいます。また、夜行性の魚であるため、日中は泳ぎ回るというよりも岩陰に隠れたり、ウミシダという全く別の生き物に擬態していることが多いです。

 

また、本種は特定の環境を好み、さらに縄張りを持っているため、「いる場所にはたくさんいるが、いない場所には1匹もいない」といった特徴があります。幸いミノカサゴはダイバーに人気の魚であるため、ダイビングショップの人にミノカサゴが見たい」と伝えればおそらくポイントまで連れて行ってもらえると思います。

 

観察方法

 

何度も話した通り、ミノカサゴはとても美しくダイバー人気も高いですが、刺されるととても危険です。ミノカサゴは、自分の身を守るために毒を持っているので自ら人間に襲い掛かることは決してありませんが、うっかり手をついたり近づきすぎたりしてしまうと刺してくることがあります。

 

そのため本種を観察する際は、ある程度の距離を保ってゆっくり眺めることが大切です。具体的には、毒針の多い背中をこちらに向けてきたら威嚇されているサインなので注意しましょう。

 

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【4泊5日】チェコ一人旅でかかった総費用を全て公開

チェコ一人旅でかかった総費用を全て公開

 

おはようございます熊野 美浜です。

今回は4泊5日チェコ1人旅でかかった総費用についてできる限り詳しく紹介していきたいと思います。

 

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訪れた観光地などの情報は以下の記事にて詳しく書かれているのでこちらをご覧ください。

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旅行日程と総費用

 

旅行期間は2019年7月27日~同7月31日の5日間です。滞在都市はプラハに3泊チェスキークルムロフに1泊です。ちなみに1か月ヨーロッパ周遊旅行の一部を抜粋して紹介しており、現地での交通費は全て入れていますが、日本からチェコまでの交通費は計算していないことについてご了承ください。

 

4泊5日チェコ一人旅の総費用は合計309.46€ (約37135円) でした。

※1€=120円 1CZK=5円換算

チェココルナ決済とユーロ決済が混在していますが、ここではすべて為替をユーロに直しています。

宿泊費   50.3€

交通費   45€

観光費   19.16€

食費       120€

その他   75€

4泊5日の合計が約309€は一人旅としては安く済んだほうだと思っています。チェコの物価はおおむね日本と変わらないと言われていますが、宿泊費や交通費は日本と比べてかなり安い傾向にあります。

 

食費では少し贅沢をした部分がありますが、それでもバックパッカースタイルの旅行では相場と言える金額ではないでしょうか。

 

ちなみに、プラハまでの飛行機は片道65000円でしたので、仮に日本からの往復航空券の料金と合算すると約17万円になります。筆者が旅行に行ったのはハイシーズンの夏場であるため、安い時期に行けば15万円を下回る金額で同様の旅行をすることは十分に可能だと思います。

 

宿泊費

 

宿泊費の合計は50.3€ (6036円) でした。

プラハは、日本を出発した翌日に訪問した都市で、最初の1泊は安心して宿泊したかったため町の中心部にある比較的高いホステルに宿泊し、2泊目以降は1泊10€ほどのバックパッカー御用達の安宿に泊まりました。

 

平均すると1泊1500円程度と非常に安く宿泊ができたと思います。

Hostel Orange     1泊        19.54€ (プラハ)

New Hostel in Prague    2泊 9.48€×2  18.96€ (プラハ)

Hostel Havana                1泊        11.80€ (チェスキークルムロフ)

 

このような価格帯のホステルを利用する際の注意点として、まず6人1部屋の共同ベッドルームになっているので手荷物や貴重品の管理を各自で行う必要があります。またマナーの悪い客と相部屋になると、夜遅くまで騒がれてりして眠れないことがたまにあるので耳栓などを持っていくと良いでしょう。

 

交通費

 

交通費の合計は、ユーロ換算で45€ (5400円) でした。

 

高速バス プラハチェスキークルムロフ                 10€

プラハトラム/地下鉄/バス共通1日乗り放題券(2日分) 110CZK×2(10€)

高速バス チェスキークルムロフザルツブルク       25€

プラハの街は、トラムや地下鉄が縦横無尽に走っているので、1日乗り放題券(市内の地下鉄、バス、トラムが利用可能)を利用するのがベターだと思います。

 

それ以外の切符も地下鉄、トラム、バス共通で、日本とは料金制度は異なり、30分24CZK、90分32CZKと、時間内で乗り放題の仕組みになっています。そのため1日乗り放題券を買い、4~5回乗れば簡単に元が取れます。

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ちなみに、切符は買った時間から有効ではなく、駅の入口やバスの車内などにある打刻器にて各自入場時間を記録してから初めて有効になります。そのため打刻を押し忘れると高い罰金を支払う羽目になります。毎回ではありませんが、実際私も地下鉄で検問にあったので必ず忘れないようにしましょう。

検問は海外らしく気まぐれに行われています(笑)

また、プラハチェスキークルムロフの移動ですが、バスを利用するのが主流となっています。鉄道も使えなくないのですが、バスより値段が高い&乗り換えが多く時間がかかる&駅まで遠いの3コンボでデメリットがあるので事実上のバス1択になっています

料金はオフシーズンで5€、ハイシーズンで10€程とリーズナブルです。

 

観光費

 

観光費の合計は、460CZK 19.16€でした。

旧市庁舎                 130 CZK

ユダヤ人街 シナゴーグ&旧ユダヤ人墓地   200CZK

オールドタウンブリッジタワー      100CZK

フラデールの塔 (クルムロフ城)      30CZK

日本円に換算すると、500円~1000円ほど入場料がかかることが多いようです。ほかの都市に比べると観光費用が格別高いわけではありませんでしたが、財布のひもが緩んで意外に高くつきがちなので事前に行き先を絞っておくのが良いでしょう。

 

私が行った4か所は、チェコの中でも超人気の観光スポットとして有名であり、どこも日本では絶対に味わえないものだったのでとても満足度は高かったです。

 

食費

 

食費の合計で120€です。ヨーロッパ旅行で最初に行った国ということもあり、バックパッカーの身分にしてはかなり贅沢に使った方だと思います。

 

この出費に関しては人それぞれだと思いますが、目安として物価はおおむね日本と変わりないように思えました(2019年現在)。チェコの物価は大きく変わるようなことは無さそうですが、年々上昇傾向にあるのは間違いないのでこの辺は各自最新情報を調べなおして下さい。

また、チェコはビールが非常においしい国ですが、筆者はアルコール類が総じて苦手なので旅行中殆ど酒を口にしていません。食事中酒を追加で注文するとなるとそれだけでも食費が高くつくので酒豪の方は上記の金額より高く見積もった方がよさそうです。

 

その他雑費

 

その他雑費は75€でした。内容は細かい買い物やチップなどで、詳しい内容は覚えていません。

 

その他雑費の中で大きいものとして、高速バス (乗り遅れ) 25€があります。日本ではまず考えられないですが、海外では定刻より早くバスが出発してしまうことがたまにあるそうで、ネット予約をしてバスターミナルに着いた時にはすでに乗る予定の便は出ていました。

 

このようなトラブルに見舞われないためにも15分前にはバスターミナルの指定の場所に着くように心がけましょう。

 

まとめ

 

チェコ一人旅でかかった金額は合計約309€で、一人旅のバックパッカースタイルであれば、チェコまでの往復飛行機代を入れて計算しても15~17万円程度で行くことができます。

 

ヨーロッパ旅行といえば高いイメージがありますが、チェコなど物価が安い国に行けば皆さんの想像より安く行くことができると思います。プラハチェスキークルムロフは治安も非常によく、一人旅の入門の国としてとてもおすすめです。

 

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【百塔の街】徒歩で巡るカレル橋~聖ヴィート大聖堂観光

 

徒歩で巡るカレル橋~聖ヴィート大聖堂観光

 

おはようございます熊野美浜です。

今回は、前回からの続きで、カレル橋と、プラハ城にある聖ヴィート大聖堂を紹介していきたいと思います。

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両方ともプラハ観光で絶対に外せない観光地なのでぜひ最後までご覧ください。

プラハ旧市街について

 

プラハ旧市街は、ウルダヴァ川によって西側と東側に分けられており、どちらも世界文化遺産に登録されています。前回は西側の地区を紹介しましたので、今回は東側に位置するプラハ城や、2つの地区を結ぶカレル橋を中心に紹介したいと思います

 

今回は、旧市街地区の出口→カレル橋→プラハ城の順で紹介します。実際に徒歩で巡るとこのような順番になるので、プラハを散歩する際の参考ルートにしていただけると幸いです。

 

プラハ旧市街がどのような街かは前回記事で詳しく紹介されているのでこちらをご覧ください。

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カレル橋

 

カレル橋は、ウルダヴァ川にかかる石造りの橋であり、1400年代の神聖ローマ帝国時代に開通した最も古い橋であり、19世紀中盤までは川を結ぶ唯一の橋でもありました。

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橋の長さはおよそ500ⅿほどであり、橋の両側の欄干には合計30体のキリスト教の聖人の彫刻が施されています。

 

 

橋塔

 

カレル橋を防衛するために、旧市街側に「オールドタウンブリッジタワー」、プラハ城側に「レッサータウンブリッジタワー」と名のついた塔が建てられています。かつては監視や防衛の役割を果たしていたそうですが、現在では展望台になっています。

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城側、旧市街側のどちらも登ることができますが、個人的には旧市街側の塔に上ることをお勧めします。そもそも、プラハは「百塔の街」と呼ばれるほど高い塔が多く、ここと同じような有料の展望台が無数にあります。

 

もちろんどの場所も美しい旧市街を眺める絶景スポットとして人気ですが、特に旧市街側の塔は、ウルダヴァ川とカレル橋、さらには世界一大きい城とまで言われるプラハ城を同時に見ることができる別格の展望台だと思います。

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入口は分かりにくいですが、塔の真下をくぐった場所に確かにあります。細くて急な階段をひたすら上った先が展望台になっています。入場料は大人100クローナ、子供70クローナでした (2019年時点)

 

徒歩で横断

 

カレル橋は常に歩行者天国状態になっているため、徒歩で渡るのが一般的です。

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プラハは人気の観光地だけあって、バカンスシーズンの夏場は昼~夜にかけて常に人でごった返します。とても素晴らしい所ですが、スリなどの犯罪も残念ながら多発しているそうなので気を抜かないようにしましょう。

残念ながらこの場所での被害報告は多数寄せられています!

特に、周囲の景色を眺めていたり、橋にある露店やストリートパフォーマーなどに気を取られているすきに狙われやすいそうです。美しい景色を楽しみつつも決して隙を見せないようにするのが重要です。

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早朝であれば8月でも人混みはまばらでした。ハイシーズンでは唯一空いている時間帯なので落ち着いて渡りたい人はこの時間帯がおすすめです。

 

ちなみにプラハの夜は長く、ビールで有名な町である事もあってか深夜帯でも多くの人でごった返していました。夜の治安も良く、出歩いても全く問題ありませんが、酒を飲みすぎて酔っ払っている人は結構いました(笑)

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橋の入口の塔からゆっくり歩いて10分ほどで反対側の塔までたどり着きました。ここからプラハ城までは上り坂です。

 

ザビエル像

 

橋の欄干の上に建つ30体の彫刻の中で、日本でも聞きなじみがあるのが、世界史の授業で一度は聞いたことのあるフランシスコ・ザビエルだと思います。

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よく見ると、一番上で十字架を掲げるザビエルを日本人らしき顔立ちの人が担いでいることが分かります。

 

プラハ

 

プラハ城は、870年ごろ建設が開始された世界で最も古く大きい城としてギネス記録に登録されているチェコの名城です。その大きさは東西400m、幅約100mと細長く、10世紀ごろには現在と同じ形をしていたと言われています。

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城はウルダヴァ川の東側の高さ約80mの丘の上にそびえており、特に聖ヴィート大聖堂と呼ばれるチェコ随一の大きさと美しさを誇る教会で有名です。

 

カレル橋~プラハ

 

先程の塔の下をくぐると城へと続く道が見えてきます。

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最初は緩やかですが、城が近づくにつれて階段が多くなっていきます。

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ふと振り返るとプラハの旧市街とどこまでも続く赤レンガ屋根が一望できます。

その広さは旧市街とビルや近代建築の多い新市街の境目が分からないほどで、旧市街地区の広さがうかがえます。

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城の門の近くには世界一美しい景色が見られると言われているスターバックスコーヒーがありました。場所は写真では分かりにくいですが、看板が写っている建物の内部に入っています。今回は立ち寄りませんでしたが、ここまで上り坂で歩き疲れていると思うので、景色を見ながらここで一服するのもいいと思います。

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いよいよ入口です。門の両側には衛兵が立っていました。城の入場自体は無料なので由緒正しき場所ですが簡単に立ち寄れます。

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聖ヴィート大聖堂

 

聖ヴィート大聖堂は、先ほども紹介しましたがチェコで最も大きいゴシック様式の教会であり、高さはおよそ100mにも上ります。今回は行きませんでしたが、教会の塔は有料ですが上るとができ、こちらも絶好の展望ポイントになっています

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大聖堂の内部は巨大なステンドグラスで覆われていてこちらも美しいです。

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建設開始は10世紀ごろ、完成までに累計で600年以上もかかったと言われる非常に歴史の深い教会で、旧市街広場にあるティーン教会と並んで絶対に行くべき教会です。

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【百塔の街】徒歩で巡るプラハ旧市街の名所 その1

 

徒歩で巡るプラハ旧市街の名所

 

おはようございます熊野 美浜です。

今回はプラハ旧市街から徒歩圏内にある観光名所を紹介したいと思います。

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1回の記事でいった場所すべてを紹介するとかなり長くなってしまうので、今回は川の東側の地区にある観光名所について書きたいと思います。西側のカレル橋、プラハ城などはまた次回記事にするので少々お待ちください。

 

また私は3泊4日でプラハを訪れましたが、旧市街の区画はとても広く見どころ満載の街だったので、有名ポイントすべてを網羅できていないですがその辺はご容赦ください。

 

プラハの基礎情報

 

プラハは、チェコの首都で、その街はウルダヴァ川 (モルダウ) によって2つの区画に分けられています。このプラハは古代から街が築かれ、中世の時代には神聖ローマ帝国の首都にもなるなど非常に歴史が深いです。

2度の大戦の惨禍を奇跡的に免れたため中世の街がそのまま残っています!

そしてプラハの旧市街地区は迷路上になっており、その中にはカレル橋、天文時計、聖ヴィート大聖堂など歴史的建造物が数多く残っています。

この旧市街地区の大きさは、世界遺産に登録されている範囲だけでもおよそ866ヘクタールと非常に広大で、どこまでも続く中世の街並みに感動すること間違いなしだと思います。

 

旧市街広場

 

旧市街広場は、文字通り旧市街地区の中心部にある広場です。この広場はプラハの中で最も有名な観光スポットの1つであり、旧市庁舎、ティーン教会、天文時計の3つのみどころが同時にそろっています。

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ティーン教会

 

ティーン教会は、旧市街の中で最も印象的な教会で、ゴシック様式で作られた2本の尖塔が特徴的です。

 

この塔の高さはおよそ80mもあり、百塔の街プラハのシンボル的な教会になっています。

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ちなみに手前に建つ塔がプラハの旧市庁舎で、その壁にある円形の彫刻が次に紹介するプラハの天文時計です。

 

天文時計

 

天文時計は、歴史的な建物の立ち並ぶ旧市街広場の中でも最大の見どころポイントです。この時計が制作されたのはなんと1410年のことであり、増改築を繰り返されながら、600年もの間時を刻み続けています。

 

時計は精巧なからくり仕掛けになっており、毎時00分に作動する仕組みになっています。

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この天文時計はがっかりスポットと紹介されていることもありますが、決してそんなことはありませんでした。時計はもちろん周囲の景色も非常に良いのでむしろ必見ポイントだと思います。ただ1時間に1回作動するからくり仕掛けは、作動するタイミングで周囲に人が大勢集まる割には、一瞬で終わってしまうので残念に感じる人が多いようです。

 

旧市庁舎 (屋上)

 

プラハの旧市庁舎は、14世紀に建造された建造物です。建物は長い歴史をかけて増改築と合体を繰り返したため様々な建築様式が混ざった奇妙な見た目をしています。高さ70ⅿの塔の部分はかつて見張り台として使用されていたそうですが、現在は観光客の展望台として人気を博しています。f:id:KumanomiFun:20211112215353j:plain

このような展望台は旧市街内に無数に存在しますが、上までエレベーターで簡単に上がることができるのはここを含めわずかしかありません。立地も完璧なので非常におすすめです。

他のヨーロッパの展望台はどこも急な階段だらけで大変です。そのためエレベーターで上まで行けるのは非常にポイントが高いです!

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上に登ればプラハが「百塔の街」と呼ばれる所以がよくわかると思います。

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遠くにはプラハ城と聖ヴィート大聖堂が見えます。この2つは次回の記事で詳しく紹介したいと思います。

 

火薬塔

 

かつてプラハの街の周囲はぐるりと城壁で囲まれており、火薬塔は城内への入口とその防衛拠点して使われていました。名前は、17世紀ごろ大砲の火薬の保管場所として使われたことからつけられました。城の入口は何か所もあり、同様の塔はいくつもありますが、この火薬塔が最も美しいことで有名です。

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ユダヤ人居住区

 

プラハユダヤ人街は規模が大きいことで有名であり、先ほどの広場から歩いて5分ほどの場所にあります。この地区には有名な6つのシナゴーグユダヤ人墓地などがあり、それぞれ見学することが可能です。

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このようなユダヤ人居住地区はヨーロッパの各都市に存在しますが、ここまで歴史的建造物の保存状態が良いのはプラハを除いてほかにないそうです。

 

シナゴーグ

 

シナゴーグとは、ユダヤ教の礼拝所のことであり、正確には違いますがキリスト教でいう教会をイメージすると分かりやすいと思います。

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プラハユダヤ人街にはシナゴーグが6か所あり、それぞれ見学が可能です。

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どのシナゴーグか忘れましたが (おそらく新旧シナゴーグ) 内部見学することも可能です。写真は撮り忘れてしまいましたが、どこも荘厳な作りになっています。日本でこのようなシナゴーグを見学できる場所は無いので必見です。

 

ユダヤ人墓地

 

プラハの旧ユダヤ人墓地は、ヨーロッパの中でも歴史が最も古いとされており、1786年までの数百年間使用され続けました。

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ユダヤ教の教えでは、墓の取り壊しや移転は禁止されているため、何層にも土が盛られながら墓が新たに作られ、現在では12000もの墓石が建っているとのことです。

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入場料は、上で書いたシナゴーグ (5か所) の内部見学料と合わせて300クローナです。ちなみに私は学生割引を利用したので200クローナでした。

 

まとめ

 

今回は、プラハ旧市街のなかでも、ウルダヴァ川の西側の地区に絞って観光名所を紹介しました。今回紹介した火薬塔、ユダヤ人街はともに最初に紹介した旧市街広場からいずれも徒歩10分圏内にあるのでのんびりと散歩しながら巡るのが良いでしょう。

 

次回は紹介しきれなかったカレル橋、プラハ城などを記事にしますが、プラハの街は観光名所で盛りだくさんであることが分かります。

 

旅行でこの町を訪れる際は最低でも2泊3日、時間に余裕があれば3~4泊以上取ってゆっくりと迷宮のような街歩きを楽しむと良いでしょう。

 

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【上級者向け】妙義山 タルワキ沢から登る白雲山縦走ルート

 

 

タルワキ沢から登る白雲山縦走ルート

 

おはようございます、熊野です。

今回は、群馬県の名山・妙義山の白雲山縦走ルートについて説明したいと思います。

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前回でも紹介しましたが、妙義山は標高1100mと低山の部類に入り、日帰りでも行くことができる山ですが、その頂上からは関東平野を一望できる絶景が広がっています。

 

白雲山縦走ルートとは

 

そもそも妙義山とは、群馬県下仁田市にある山々の総称です。この周辺には谷急山、金洞山など様々なピークが複雑に連なる奇岩地帯が広がっていますが、今回紹介するのはその中で最高峰である白雲山です。

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この白雲山の縦走ルートはジャンダルムや大キレットに匹敵する難易度と言われています。日帰りで行けるほど標高が低い山であるため、高山病や天気急変のリスクは上二つに比べ少ないですが、単純な技術難易度を比較した場合白雲山が肩を並べるほど難しいことに間違いありません。

一般登山道としては最上級クラスと言われています。

しかし、白雲山縦走ルートにおける核心部は、奥の院~大のぞきに集中しているため、迂回路であるタルワキ沢から相馬岳、天狗岳の2つのピークを巡るルートは危険個所が比較的少ないので登山経験がある程度あれば安全に上ることが可能です。コースタイムも妙義神社から6時間半ほどで行けるなど日帰りで十分登れるコースです。

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              富岡市観光ホームページより

 

今回紹介するルートはざっくりいうと赤い矢印の通りです。
迂回路とはいっても長い鎖場や滑落する危険性のある急斜面の登山道が随所で見られるため上級者向けであることは間違いありません。

 

妙義神社~タルワキ沢分岐

 

妙義山登山道のある神社の近くには「道の駅みょうぎ」があり、そこに車を停めて登山口まで向かいます。所要時間は15分程ですが境内の階段が急なのでいきなり疲れます。

 

そして妙義神社から中間道にあるタルワキ沢分岐まではおよそ1時間半の道のりです。

妙義神社や登山届については以下の記事を参照にしてください。

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中間道は中級者向けと書かれてありますが、登山道は比較的整備されており、高低差も少ないので装備が整っている前提のもと、完全な初心者でなければ行っても大丈夫だとおもいます。しかし足元が濡れている場所や簡単な鎖場が何か所かあったので注意しましょう。

 

また、中間道や後に紹介する表妙義縦走路ではヒルの被害が度々報告されています。生息数はそれほどでもないそうで、私が行った日は気温の低い10月末だったこともあり気配すら感じませんでした。しかし、妙義山系全体をみるとヒルの被害が相次いでいることは間違いなく、近くから持ち込まれることもあるそうなので、ヒル対策は念のため行った方がいいと思いました。

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崩落個所がありましたが、仮設の階段のようなものが設置されていたので安全でした。

ちなみに今回の記事とは直接関係がありませんが、同じく妙義山の石門めぐりコースは2021年11月現在も通行止めでした。

 

コロナウイルスの影響を受けているため復旧が長引いているそうで、通行止めが解除されるにはまだまだ時間がかかりそうです。

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タルワキ沢分岐までの途中には第二見晴という展望スポットがあります。ここからは鷹戻しという本山域でもっとも難しい鎖場のある金洞山が良く見えます。

 

妙義神社から1時間30分ほどでようやくタルワキ沢分岐に到着です。

 

タルワキ沢登

 

タルワキ沢の登りは、地図上で見ると直線距離およそ500mと短いですが、高低差は350m以上もあります。そのためコースタイムは1時間10分であり、その間はひたすら急勾配の道を上がることになります。

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鎖場は1か所ありますが、難易度はそれほどでもありませんでした。これといった難しいポイントはありませんが、急な坂道ゆえ登りは体力をかなり消耗し、下りは転倒する危険性があるので油断は禁物です。

※ちなみに筆者はこのルート中に足を攣りかけました。タルワキ沢のルート中に落石リスクの低い広い休憩ポイントはほぼ無かったのでこのコースに入る前の中間道で眺めに休みを取るのが良いと思います。

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両側が崖に挟まれた地形が見えてきたらもう間もなく白雲山縦走ルートに合流です。

ちなみに左側の崖の上が相馬岳、右側の上が天狗岳で、分岐点からそれぞれ20分で山頂に着きます。

 

天狗岳

 

タルワキ沢登山道はうっそうとした木々に覆われ展望は殆どありませんでしたが、白雲山縦走ルートは断崖絶壁の上にあるため非常に眺めが良いです。

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注意書きはありませんが、登山道のすぐそばが100m以上切れた崖....という場所も珍しくありません。天狗山や大の字前の鎖場手前までは慎重に進めば問題ありませんが、もし誤って落ちたら確実に死にます。

 

難易度は高くありませんが、少なくとも高度感に慣れていない登山者が行けるような場所ではないと思います。

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天狗岳山頂に到着です。山頂にありがちな標識は確認できませんでしたが、とても眺望の良い場所でした。開けているため休憩ポイントになりますが写真左側にいくと奈落におちるので全然落ち着きません笑

 

大のぞき

 

タルワキ沢からの登山者は天狗岳までのピストンをされる方が多いようですが、私はその先の大のぞきという展望ポイントまで進みました (天狗岳~大のぞき 片道35分)

 

大のぞき直前に、30mの鎖場があるため難易度は高いです。不安な方は天狗岳で引き返しましょう。

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崖がすぐそばにある登山道を進んでいきます。

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こちらが先ほど述べた大のぞき手前の鎖場です。斜度は50~60度ほどで滑り台のようになっています。岩はつるつるしていてホールドも少ないので鎖に頼って登る形になります。

 

技術的な難易度は高くありませんが、とても長いので体力を使います。手を離したら間違いなく重傷を負うので慎重に進んでいきます。

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ものすごい高度感です。非常に怖くおっかないですが、一歩一歩足場を確認しながら進みましょう。帰りは同じ道を下ることになるので不安な方は行かないで戻るのが賢明だと思います。

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ようやく大のぞきに到着しました。頂上には小さな祠が建っていたのでここでも安全祈願を行いました。直前の鎖場が大変だった分景色は最高です。

 

ちなみにこの先 (奥の院方面) は背びれ岩、ビビリ岩など最上級クラスの難所が待ち受けています。奥の院の鎖場を避けてタルワキ沢から入山した人はここで引き返すのが良いかと思います。

 

相馬岳

 

大のぞきから1時間ほどかけて、先ほどいたタルワキ沢と縦走路の分岐点まで戻ってきました。ここからは妙義山系で最高峰を誇る相馬岳に行きます。ちなみにタルワキ沢~相馬岳は片道20分程度です。

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道中は鎖場などの難所は無かったので、いきなりですが山頂の写真です。だいぶ昔に建てられた看板のようで相馬岳の文字は消えかかっていました(笑)

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山頂からは金洞山が良く見えました。この金洞山はなんと恐ろしいことに白雲山縦走よりも難しいとのことです。

 

また、遠くには同じく群馬県が誇る奇抜な岩山である荒船山が見えます。平たいテーブル状の山頂をしているので一目でわかりました。

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天狗岳&大の字&相馬岳を巡り、これにて下山ですが、同じタルワキ沢を下るルートと、相馬岳への登山ルートをさらに進み、バラ尾根から下るルートの2択があります。

一般的にバラ尾根のほうが難易度がやや高く、コースタイムも1時間30分ほど伸びるので、遠回りせず素直にタルワキ沢から帰るのがおすすめです。

 

まとめ

 

妙義山の白雲山縦走コースは最上級クラスに難しい登山道ですが、中間道からタルワキ沢を登り、相馬岳&天狗岳を縦走するルートであれば比較的簡単に行くことができます。

 

妙義山は鎖場の多い山として有名ですが、このルートであれば鎖場は数えるほどしか無く、すべて難易度は低いです。

 

天狗岳から先へ進み、プラスアルファで大のぞきまで行くこともできますが、直前の長い鎖場が難関なので注意が必要です。

 

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【中級コース】妙義山 大の字登山ルートを解説

 

妙義山大の字登山ルート

 

おはようございます。

今回は、群馬県の名山・妙義山の大の字登山ルートについて説明したいと思います。

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妙義山は、知名度が比較的低く登山者も少ないですが、日帰り登山で行ける場所とは思えないほど景色が素晴らしいです。

体力を使う所が多い分、登頂時の達成感も抜群です。

登山スキルをより上げたい方や、近場で見晴らしの良い山に登りたい方にとって超おすすめの穴場の山ですので最後までぜひご覧ください。

 

妙義山の基礎情報

 

妙義山とは、群馬県下仁田市にある山々の総称で、金洞山、白雲山などの表妙義、谷急山、丁須の頭のある裏妙義に分かれています。標高は最高で1104mとそれほど高くはありませんが、高度感がとてもあり、関東平野榛名山浅間山を一望できるため景色は爽快です。

※注 妙義山は表妙義縦走や鷹戻しなど場所によっては最高クラスの難度を誇るルートがあります。比較的整備されている大の字ルートも鎖場や急斜面が何か所もあるため初心者向けでは無いので注意が必要です。

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そして今回紹介する大の字ルートは、白雲山の中ほどにある「大」の文字をかたどった板を目指す往復2~3時間ほどの登山コースです。

 

妙義神社

 

大の字ルートを始め、妙義山(白雲山)の玄関口となる場所は、標高450mの山麓にある妙義神社です。

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妙義神社へのアクセスは、「道の駅みょうぎ」から徒歩5分、JR信越本線松井田駅から徒歩45分の場所にあります。入口は正面の大鳥居で、ここから登山口まではおよそ10分です。

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神社の参道の時点でもうすでに険しいです。これ以上の角度の山道をこの先ひたすら登ることになるので意味はあまりないですが、一応写真右側に伸びる道が迂回路になっていて傾斜が緩やかです。

 

妙義山群馬県の山の中でも難易度が高いコースが非常に多く、毎年多くの死者や怪我人を出しているとのことなので、この神社で今日の安全祈願を行いました。

 

登山道へ

 

妙義神社の脇にある登山道の入口には、妙義山の登山ルートを記した簡単なマップと、登山届が入ったボックスが設置されています。ここで、氏名や生年月日、登山ルートや入下山日時の予定を簡単に記入しました。

f:id:KumanomiFun:20211101221951j:plainそしてここから先は本格的な山道です。神社を出発してすぐ急斜面の登山ルートになりました。

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登山開始5分後、YAMAPに掲載されている地図とGPSの現在地を見ると、ルートを思いっきり外れていて焦りました。

 

どうやら最近ルート変更があったそうで、以前までの道をよく見ると立ち入り禁止のテープが張ってありました。ちなみにこの後5分ほどで以前の道に合流できます。2021年10月現在ですが、この登山道変更の情報の詳細が地図に反映されていないので注意しましょう。

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道中はかなり大きな岩が転がっており傾斜もきつく歩きにくいです。この場所は鎖が無くても大丈夫ですが、このように鎖場が何か所もあるので注意しましょう。妙義山は見た目からして崖が多いのでどのルートを通っても鎖場は多い印象を受けました。

 

大の字巡りの鎖場は岩が足の踏み場になるようにカットされていたのでさほど難易度は高くありませんが、それでも落ちれば間違いなく大けがをするので慎重に通過しました。

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30メートルほどの長い鎖が見えればもう間もなく山頂です。手前は傾斜が緩やかですが、進むにつれてだんだん傾斜がきつくなり、上は50度ほどになっています。

 

岩はつるつるしているので足の置き場としてカットされている部分以外はとても滑りやすいです。また雨の日やその直後は濡れていて難易度が格段に上がるそうです。

 

私が行った日は晴れが数日間続いていましたが、水はけが悪い場所や沢になっているような場所の近くの岩はまだ湿っていたので天気が良くても油断は禁物でした。

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長い鎖場を登りきると、またすぐに5メートルの鎖場が現れ、ここを登り切った先がゴールです。

 

大の字

 

傾斜角はほぼ垂直で見た目は断トツで怖いですが、しっかりと足の踏み場があるのでゆっくりと確認しながら行けばそこまで危険ではありません。

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妙義神社の大鳥居からおよそ1時間ほどで到着しました。標高は734mで、累積標高もおよそ330mとそこまで高くはありませんが、関東平野を一望できる絶景が広がっています。

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麓は青葉の木が大半でしたが、標高が上がるにつれて紅葉が進んでいました。

ちなみに登山日(10月29日)の時点で、群馬県の紅葉情報によると妙義山は「色づき始め」と書いてありましたが、山頂付近ではすでに見ごろを迎えていました。

 

写真ではわかりませんが、柵などは一切なく、周囲は断崖絶壁になっているので気をつけましょう。

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登りより下りのほうが足元が見えにくく難易度が高まるので、一歩一歩落ち着いて降りましょう。

 

第一見晴&辻分岐を経由するルート

 

行きは妙義神社から大の字までの最短ルートの登山道を使いましたが、帰りは第一見晴&辻分岐を経由するルートで下山しました。入口の大鳥居までかかる時間は1時間半に延び、難易度も増すので登山のスキルアップを図るのにおすすめです。

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さっきまでいた大の字が見えました。ここから見ると断崖絶壁の岩の上に大の字がある事が分かります。

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20分ほど歩くと辻分岐に入ります。ここから上は最上級の難易度である白雲山縦走コースです。一応入ってしばらくは変わりのない登山道が続きますが、「奥の院」の先に30m続く核心部の鎖場があるので熟練者以外はこれより先には行かないようにしましょう。なお入口の岩に大きく「キケン」と書かれているので迷い込む心配は無いです。

 

辻分岐を下にすすむルートですが、こちらも2か所ほど鎖場がありました。

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先ほどよりやや難しいですが、こちらも足の踏み場はたくさんあるので慎重に通過すれば問題ありません。

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行きのルートはほぼ森林の中を通るため景色に変化がないですが、こちらのルートは度々景色の良いポイントがあります。

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二本松茶屋跡の看板が見えればもうすぐ第一見晴です。昔茶屋があったらしいですが、その痕跡は見当たらず、本当にこんな険しい場所にあったのかは疑問です。

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第一見晴に到着です。鷹戻しの難所がある事で有名な金洞山が良く見えます。

第一見晴~妙義神社までは傾斜は先ほどよりも緩やかになり、危険個所も特にありませんでした。

 

まとめ

 

難易度の高いコースの多い妙義山ですが、その中でも大の字登山ルートは比較的難易度は低いと言えそうです。とはいっても群馬県山のグレーディングによると、技術的難易度はA~E5段階中のCなので完全な初心者は難易度が高いので避けた方がよさそうです。

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鎖場は片道で3か所ほどあり、それ以外の登山道でも危険個所が多いので基本的な登山道具はもちろん、ヘルメットも忘れずに持っていきましょう。

 

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【エキノコックス症予防】北海道でアウトドアを楽しむ際の注意点

 

北海道でアウトドアを楽しむ際の注意点 (エキノコックス症) 

 

おはようございます。

今回は、北海道でアウトドアを楽しむ際の注意点について、エキノコックス症予防の観点から詳しく紹介したいと思います。

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北海道旅行の魅力といえば大自然の中でアウトドアを楽しむことだという方も多いと思います。しかしながら、北海道にはエキノコックス症」という道外ではあまり耳なじみのない病気が蔓延しているため、北海道で登山やキャンプなどを楽しむ際にはいくつかの注意点が必要です。

 

エキノコックス症とは

 

エキノコックス症とは、エキノコックスという寄生虫が主に肝臓に寄生することによっておこる病気です。

 

エキノコックスは通常野ネズミとキタキツネを宿主とし、キタキツネの体内で産卵し、卵の混じった糞がネズミの口に入ると孵化して肝臓の中で幼虫になります。その後、ネズミがキタキツネに食べられると、キツネの腸の中で成虫になり、再び卵を産む・・・のサイクルを繰り返しています。

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そして、エキノコックスに感染したキタキツネの糞に汚染された水や土から経口感染を通じて人間の体内でも増殖することがあります。

※人から人への感染や、ネズミから人への感染はありません。

 

エキノコックス症に感染すると、直ちに自覚症状が出ることはなく、数年から十年以上の非常に長い潜伏期間を経て症状が現れます。しかしその間にエキノコックス虫は体内(主に肝臓)で増え続け、気付いたころには肝機能障害や黄疸等の症状が現れ、適切な治療を受けないと高確率で死ぬ非常に恐ろしい病気です。

特効薬は未だになく、外科的に除去するしか治療法はありません!

北海道では毎年数十人が感染しており、旅行等で感染するなどして蔓延地域外の本州でも発症例があるため注意が必要です。

 

エキノコックス症の予防法

 

エキノコックス症の恐ろしさについて今まで解説していきましたが、この病気は適切な対応を行えばほぼ確実に感染を防ぐことが可能です。

 

キツネなどの排泄物を経口的に摂取することで感染が起こるため、川や湧水を生水のまま飲まないことや、草や土に触れた際はしっかりと洗い流すことが重要になります。

対策法

・川や湧水を生水の状態のまま飲まない

・外から帰ってきた際は靴や服に付着した土を落とし、手をよく洗う

・野生動物には決して触らない&餌付けを行わない

 

どれも簡単に実践できる内容ですので、エキノコックス症は恐ろしい病気ではありますが、個人的には正しい知識を身に着け、簡単な対策を行えば北海道のアウトドアで感染するリスクは殆どゼロだと思います。

 

また、上にあげた3つの対処法のうち、最も重要なのが「野生動物に触れない&餌付けしない」であると個人的には思っています。エキノコックス症は人から人へは感染しませんが、動物から動物、動物から人への感染をへて被害が拡大していく病気です。

 

動物を見て触ったり餌を与えたくなる気持ちは分かりますが、野生動物との接触による感染のリスクや、逆に人間から持ち込まれるような形で感染地域が拡大するリスクをはらんでいるので絶対にこのようなことをしてはいけません。同様の理由で、生ごみのポイ捨てや放置も絶対にやめましょう。

※北海道に生息するキタキツネの感染率は40%を超えているとの報告もあります。そのため安易な気持ちで野生動物に触れあうのは大変危険です。

 

エキノコックス症の検査について

 

エキノコックス症の感染が疑われる場合は、最寄りの保健所に行くのがベストです。北海道在住の方は無料で検査ができるようですが、道外の方は数万円の費用が掛かるそうです。

 

しかし正直なところ、短期間の北海道旅行では感染リスクは非常に低いので、過度に恐れる心配は無いと思います。また感染してしばらくは検査で判定ができないという欠点があるため、やはり予防が重要になってくると思います。

 

本州での蔓延について

 

近年まで北海道とその離島にのみ定着していると考えられていたエキノコックス症ですが、愛知県の知多半島にてエキノコックスに感染した犬が相次いで発見されたことから、狭い地域ではありますが本州でも定着したと2021年10月に結論付けられました。

 

北海道にエキノコックスが持ち込まれた際には、わずか数年で北海道全土に感染が広がった経緯があるため、全国的に広まる危険性のある重大なニュースだと私は捉えていましたが、残念ながら一般的な認知度は低く、対策も後回しにされているのが現状です。

新型コロナと同じ轍を踏まぬよう早期の対策が必要です。

生意気な話ではありますが、大学で生物学を勉強する一個人としてはかなり危機感を覚えているニュースです。エキノコックス症の感染をこれ以上広めないためにも、アウトドアに関する正しい知識を勉強することが大切だと思います。

 

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